平成22年7月この時期はイ草の刈り取り作業です。
QTIグループ研修員は今回2班に分かれて作業しました。
乾燥機の容量が限られているので、多人数だからといって2日で全部やってしまうわけにはいきません この画像は後半組です。
朝3時起き、4時から作業開始です。
農家ではこれを毎日続けてやります。すごいですね。
朝はまずは昨日乾燥したイ草のビニール袋詰めからです。
一日の収量は乾燥器の容量分ですので、約一反です。
ココのたんぼは2町歩あるので、最後まで終わるのに20日かかります。
イ草の刈り取りは機械がするので、機械が入ってしまえば、そこだけは楽です。
あとはかごに移し替えて、1日置きます。 翌日染土水の穴に漬けます。
下から染土の混ざった水を給水、排水していっちょあがりになります。
あとは乾燥です。 乾燥は翌朝までかかります。
立っていた「い草」が、乾燥してしなっと寝てしまいます。
乾燥が終わったい草はビニール袋に入れられて、2Fの倉庫に収納します。
これが畳表を作るイ草の原料となるのです。 無染土表は染土に漬ける作業を省いたものになります。
これを農家は農閑期に織るわけです。 中国なら工場での生産です。
農家は田圃(米)だけで収益を上げているところよりこの分だけ収益が多くなるはずです。 が、
逆ざやになること数十年、い草農家は相当数減ってしまいました。(*_*)
今年、ようやく数十年ぶりに問屋から「い草」在庫がなくなったので、幾分価格は持ち直すかも知れませんとのことでした。
*ただし、買う側からすると販売価格は上がるかも知れません
田圃にはジャンボタニシがたくさんいました。
赤いところがタニシの卵です。 相当な繁殖力です。
若い稲は簡単に食い荒らされてしまいます。 |